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フィンセント・ファン・ゴッホ花咲く梅の木(広重による)
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広重の《名所江戸百景 亀戸梅屋舗》を油彩で写した一枚。斜めに走る太い幹と紅の空はそのままに、絵具の厚みで版画の平面を置き換えている。左右の橙の帯に並ぶ漢字は別の版画から写したもので、「新吉原」「大黒屋錦木」「…戸町一丁目」と読める字はあるが、文としては意味をなさない。
ゴッホは1886年にパリへ来てから浮世絵を集め、広重の『名所江戸百景』は少なくとも13枚持っていた。日本美術を扱う画商ジークフリート・ビングの店に通い、1887年には自分の集めた版画でカフェ・タンブランに展覧会を開いている。この年、広重の版画二点と英泉の花魁を油彩に写した三点を描いている。
家族の手に残り、アムステルダムのゴッホ美術館にある。
- 作品種別
- 絵画
- 技法
- 油彩・カンヴァス
- 制作年
- 1887
- 作品サイズ
- 55.6 × 46.8 cm
作家プロフィール

フィンセント・ファン・ゴッホ
オランダ南部、牧師の家に生まれる。画商の見習い、ロンドンやパリでの奉公、教員、そして炭鉱町での伝道師と、二十代半ばまで職を転々とし、そのどれにも居場所を見つけられなかった。画家になろうと決めたのは27歳を過ぎてから。独学に近く、アントン・マウフェに短く師事した程度で、初期はオランダの農民や織工を沈んだ土色で描いた。
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