
Public domain
ニコラ・プッサンエリエゼルとリベカ
0
プッサンが描いたのは、旧約聖書「創世記」にある、イサクの妻を探す物語である。イサクの父アブラハムの僕エリエゼルは、自分とラクダに井戸の水を飲ませてくれる娘がイサクの妻となるよう神に祈り、リベカに出会った。エリエゼルの手は語りかけ、胸に当てたリベカの手は承諾を表す。二人の身ぶりは、天使と聖母による「受胎告知」の型に重ねて読まれている。
注文主は商人で収集家のジャン・ポワンテルである。グイド・レーニが聖母と娘たちを描いた絵に倣い、女性それぞれの美しさを見られる絵を頼んだ。高い台座の球は通常、運命の女神のしるしだが、ここでは動かず、出会いが神の摂理であることを暗示すると読まれる。
聖書に登場するラクダは省かれている。1668年、王立絵画彫刻アカデミーでこの省略が非難されると、画家シャルル・ル・ブランは、奇妙な動物に目を奪われ、聖なる場面への注意がそれるのを避けたのだと擁護した。
- 作品種別
- 絵画
- 技法
- 油彩・カンヴァス
- 制作年
- 1648
- 作品サイズ
- 118 × 199 cm









