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長沢蘆雪大黒図
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この絵で大黒天を探すと、台に載った箱の側面に、細い線で描かれた姿が見つかる。長沢蘆雪が頼まれて描いた掛け軸で、晩年の作とみられる。
大黒天は七福神の一つで、福や財宝を与える神だ。その使いといわれるのが鼠で、なかでも白い鼠は古くから縁起のよいしるしとされた。蘆雪は、こうした動物をかわいらしく、いきいきと描くのを得意とした。
依頼の手がかりは、左上に書かれた「應需」の文字にある。頼まれて描いたという意味だ。描いた時期を示すのは、大小いくつもの印のうち、大きな「魚」の印である。その枠の右上が欠けている。枠が欠けたのは寛政4年(1792年)ごろなので、それ以降、最晩年の7年ほどの作と読める。この印は、師の画風から自由になった証として、蘆雪が自分で割ったともいわれる。
- 作品種別
- 絵画
- 技法
- 紙本着色/掛幅
- 制作年
- 1792–1799
- 作品サイズ
- 185.3 × 45.8 cm









