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狩野永徳上杉本洛中洛外図屏風
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狩野永徳の《上杉本洛中洛外図屏風》のうち、京都の上京と西山方面を描いた左側の屏風である。将軍邸へ向かう行列は、年始の挨拶の場面と読まれている。両隻の「州信」の印が永徳の筆を示し、作者が判明している洛中洛外図はこの一双だけである。
輿に乗る人物について、日本史家の黒田日出男は、若き日の上杉謙信である可能性が高いとする。右側の屏風にある内裏の正月行事と、左側の将軍邸での年始の祝いが対になるという読みである。
上杉家の記録には、天正2年(1574年)3月に信長が屏風一双を謙信に贈り、永禄8年(1565年)9月3日に描かれたものだったとある。通説では、将軍の足利義輝が謙信に贈るため永徳に注文したが、完成前に義輝が討たれ、屏風は永徳の手元に残った。描かれた景観から制作年を探る研究もあり、厳密な年代はなお議論が続く。
- 作品種別
- 絵画
- 技法
- 紙本金地著色・六曲一双のうち左隻
- 制作年
- 1565
- 作品サイズ
- 160.6 × 364 cm









