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御誂鯨帯
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歌川国直歌川国直

御誂鯨帯

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「御誂鯨帯」は、歌川国直が挿絵を描いた色摺の艶本で、白倉敬彦の「絵入春画艶本目録」が国直画の基準作とする本である。東陽園の作で、文政9年(1826年)に半紙本3冊で刊行された。

「御誂」は注文して作らせること。「鯨帯」は、片面を黒繻子、もう片面を白布などで仕立てた昼夜帯の別名である。黒と白を鯨の背と腹に見立てて名付けられた。昼夜帯は江戸中期から大正時代まで代表的な女帯だった。この本は、付文の見出し「いろに逢夜/五つ雁金」を書名とすることも多く、「新開鯨帯」も同じ本とされる。

掲載図版は3冊の表紙で、本文の図は含まれない。この3冊はドロシー・ブラウド・エディンバーグの旧蔵で、2013年にシカゴ美術館へ寄贈された。

作品種別
版画
技法
木版多色刷/半紙本三冊
制作年(画)
1826
作品サイズ
22.2 × 15.5 cm

作家プロフィール

歌川国直
歌川国直

歌川国直は、式亭三馬の合巻や滑稽本に数多くの挿絵を描き、遠近法を強調した浮絵も手がけた江戸後期の浮世絵師である。渓斎英泉の「無名翁随筆」には、同門の歌川国芳が若いころ国直の家で「塾生の如く」学んだとある。 信濃国に生まれ、本姓は吉川、俗称は鯛蔵、のちに四郎兵衛といった。兄は戯作者の春亭三暁。英泉によれば、はじめは「明画」を学び、葛飾北斎の画風も好んだ。

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