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アルベール・マルケタンジールの城塞
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カスバは旧市街を見下ろす高台に建つ城塞で、15世紀から築かれた。マルケがこれを描いたのは1913年8月、年の初めに同じタンジールにいたマティスとカモワンがすでにパリへ帰ったあとだった。マティスはこの街を、友人への手紙で「青いタンジール」と呼んでいる。カモワンが同じ年に同じ青紫の調子で描いた《タンジールのミナレット》も、この絵と同じグルノーブル美術館にある。
マルケが初めてタンジールへ渡ったのは1911年で、小説家のウジェーヌ・モンフォールと一緒だった。その旅の途中、マティスへ「私は決してオリエンタリストにはならない」と書き送っている。モロッコがフランスの保護領になったのは1912年、タンジールが国際管理都市になるのは1924年だから、この絵はそれより前の街である。
カンヴァスを厚紙に貼った小品で、右下に「Marquet 1913」の署名がある。ジョルジェット・アギュットとマルセル・サンバの夫妻の遺贈で美術館に入った。二人は1922年9月に一日違いで世を去り、アギュットは遺言で、集めた絵を「地方の美術館」へ贈るよう望んでいた。
- 作品種別
- 絵画
- 技法
- 油彩・カンヴァス(厚紙貼付)
- 制作年
- 1913
- 作品サイズ
- 40.5 × 32.5 cm









