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狩野宗眼重信

狩野宗眼重信

かのうそうげんしげのぶKano Sogen Shigenobu
1 作品

狩野宗眼重信は、桃山時代の終わりから江戸時代の初めにかけて活躍した狩野派の絵師である。生没年はわかっていない。狩野永徳の弟、狩野宗秀の門人とされる。同じ時代に「重信」を名乗る絵師はほかにもいたため、号の宗眼をあわせて呼び分ける。

慶長7年(1602年)の加納城の築城では、渡辺了慶とともに画事を務めたと伝わる。奈良の談山神社には《三十六歌仙図扁額》が残り、慶長3年(1598年)に同社から画料を受け取った「繪師宗原」と同じ人物とする見方もある。

確認されている作品は約20点。永徳・宗秀ゆずりの桃山の大胆さと、狩野光信に通じる繊細さをあわせ持ち、まだ狩野探幽の様式は見えない。過渡期の画風である。

2026年、幕末まで談山神社にあった襖絵のうち、大英博物館の《秋冬花鳥図》と青森県中泊町・宮越家の《春景花鳥図》が、人物の描き方などから宗眼重信の筆と断定され、約150年ぶりに東京都美術館でそろって公開された。シアトル美術館の《琴棋書画仙人図》は、大英博物館本と元は同じ襖の表裏だった。

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