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ウェルトゥムヌス
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ジュゼッペ・アルチンボルドジュゼッペ・アルチンボルド

ウェルトゥムヌス

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画家の友人で、マントヴァの聖職者グレゴリオ・コマニーニは、1591年刊の対話篇『フィジーノ』でこの絵を取り上げた。対話の中では、アルチンボルドが全身を花で組んだフローラと、全身を果実で組んだこの絵を作ったと語られる。その時点でフローラはすでに皇帝へ送られ、この絵はまだミラノの画家の部屋にあった。

同じ本には、コマニーニがこの絵に寄せた詩が載る。絵の中のウェルトゥムヌスが、奇妙な姿を見て笑う人に語りかける形をとる。自分を美しくしている醜さに驚かない者は、どんな美にもまさる醜さを知らないのだと神は言う。結びでは、画家をたたえ、ルドルフ帝に頭を垂れよと見る者に求める。

1648年にプラハ城を落としたスウェーデン軍の輸送目録では、351番が果物でできた顔と記されている。戦利品から最初に選んだクリスティーナ女王は、すでに古風だったこの絵を取らなかったらしい。のちに伯爵ペール・ブラーエの遺産目録に載った。1828年から1845年のあいだに、同じブラーエ家の手でスコークロステル城へ移された。

Work Type
Painting
Technique
油彩・板
Year Created
1591
Dimensions
70 × 58 cm

Artist profile

ジュゼッペ・アルチンボルド
ジュゼッペ・アルチンボルド

ミラノに生まれ、1562年にウィーンのハプスブルク宮廷へ召し出された。仕えたのはフェルディナント1世、マクシミリアン2世、ルドルフ2世の三代で、1587年にルドルフ2世の許しを得てミラノへ戻るまで、四半世紀を宮廷画家として過ごしている。仕事は絵を描くことだけではない。祝祭や行列の演出も任され、橇や仮面、衣裳の下絵がいまも残る。

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