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横山大観南溟の夜
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横山大観の《南溟の夜》は、1944年の「戦艦献納展」に出された絵だ。戦艦を造る資として、画家や彫刻家が寄進した作品を並べる展覧会だった。題の「南溟」は、南方の大海を意味する。
太平洋戦争で最初の戦艦喪失が伝わると、海軍情報局は日本芸術院の会員に寄進を相談した。洋画と彫刻は一人1点ずつだったが、大観の主張で日本画は一人5点ずつになった。当時、大観は日本美術報国会の会長も務めていた。
《南溟の夜》の右下には落款と印章がある。1969年には東京国立近代美術館が購入した記録が残る。
- Work Type
- Painting
- Technique
- 紙本彩色/掛幅
- Year Created
- 1944
- Dimensions
- 81.5 × 90 cm
Artist profile

横山大観
富士を描き続けた日本画家・横山大観の名を広めたのは、恩師の苦境を重ねた《屈原》だった。1898年、恩師で東京美術学校の校長だった岡倉天心が辞任を命じられ、大観も学校を去る。天心を中心に日本美術院ができると、大観は中傷を受けて朝廷を去った中国の詩人を描き、その最初の展覧会に出した。
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