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菱田春草Herd Boy - 2002.27.7 - Yale University Art Gallery
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菱田春草のこの墨画は、アメリカの画家ヘンリー・チャールズ・ピアソン(1914〜2006年)がかつて持っていた。ピアソンは第二次世界大戦のあと、占領下の日本で軍務に就き、日本の美術や演劇から影響を受けた。ただし、この絵をいつ、どこで手に入れたかは記録にない。
本紙は縦22.9cm、横28.2cmの小品で、礬水を引いた紙に墨だけで描き、掛軸に仕立ててある。署名と朱の円印はいずれも「春草」と読まれ、印には草の古い字形「艸」が見える。制作年は特定されておらず、イェール大学美術館の記録では19世紀末から20世紀初めとされている。
ピアソンのコレクションから、ニューヨークのローレンス・デュビンとレジーナ・デュビン夫妻の手に渡り、2002年に夫妻がイェール大学美術館へ寄贈した。
- Work Type
- Painting
- Technique
- 紙本墨画/掛幅
- Dimensions
- 22.9 × 28.2 cm
Artist profile

菱田春草
菱田春草は、代表作《黒き猫》を自ら「駄作黒き猫」と呼んだ日本画家である。腎臓炎による網膜炎で失明の危機に遭い、亡くなる前の二年あまりに《落葉》《黒き猫》を描いたが、慢性腎臓炎のため満36歳で没した。 明治7年(1874年)、いまの長野県飯田市仲ノ町に生まれた。明治23年(1890年)に東京美術学校へ入り、橋本雅邦や校長の岡倉天心に学んだ。
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