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版元

永楽屋東四郎

えいらくやとうしろう

永楽屋東四郎(えいらくや とうしろう)は、江戸時代から昭和なかばまで7代続いた名古屋の版元で、堂号を東壁堂という。美濃国大垣出身の初代が1776年(安永5年)に名古屋の本町四丁目で開業し、尾張藩校明倫堂の御用達として漢籍を出した。名古屋に滞在した葛飾北斎の版下絵をもとに、1814年(文化11年)から『北斎漫画』を刊行したことで知られる。北斎の没後も出し続けて1878年(明治11年)に十五編で完結させ、店は1951年(昭和26年)に廃業した。

出典: コトバンク「永楽屋東四郎」(デジタル版 日本人名大辞典+Plus、2026-10-11 取得) https://kotobank.jp/word/永楽屋東四郎-3139601、コトバンク「北斎漫画」(デジタル大辞泉、2026-10-11 取得) https://kotobank.jp/word/北斎漫画-737517、ja.wikipedia「永楽屋東四郎」(2026-04-19 版、2026-10-11 取得) https://ja.wikipedia.org/wiki/永楽屋東四郎、ja.wikipedia「北斎漫画」(2026-09-01 版、2026-10-11 取得) https://ja.wikipedia.org/wiki/北斎漫画、名古屋市中区公式ウェブサイト「北斎が描いた名古屋のまちの記憶」(2026-10-11 取得) https://www.city.nagoya.jp/naka/miryoku/1021146/1033230/1037840.html

年表・沿革

  1. 1776

    • 初代の片野東四郎が、風月堂から独立して名古屋の本町四丁目で開業した。
  2. 1794

    • 株仲間の公認を受けた。藩校明倫堂の御用達として、漢籍の出版を主にした。
  3. 1814

    • 1月、名古屋に滞在した葛飾北斎の版下絵をもとにした『北斎漫画』初編を刊行した。
  4. 1815

    • 江戸の角丸屋甚助と相合版で、『北斎漫画』の二編から十編を順に出した(十編は1819年まで)。
  5. 1817

    • 『北斎漫画』六・七編の出版にあたり、北斎を名古屋に招いて、本願寺名古屋別院で出版記念の催しを開いた。
  6. 1828

    • 『北斎漫画』の初編を彫り直して(再刻)、二編から十編と同じ体裁にそろえた。
  7. 1878

    • 『北斎漫画』が十五編で完結した。
  8. 1951

    • 合資会社永東書店となっていた店が、7代目のときに廃業した。

関連人物

  • 北斎の門人
    牧墨僊 1812〜

    尾張藩士。北斎を自分の屋敷に留めて世話をし、『北斎漫画』初編の画稿300余図は、このとき描かれた

  • 江戸の版元
    角丸屋甚助 1815〜

    衆星閣と号した。『北斎漫画』の二編から十編を相合版として主になって出したが、経営が悪化して版木を永楽屋に売った

  • 2代目当主
    永楽屋東四郎(2代目、善長)

    初代の養嗣子。狂名は文屋古文。大垣と江戸の日本橋にも店を出し、本居宣長の『古事記伝』などを刊行して、店の最盛期を築いた