歌川国春(1803〜1839)が役者から浮世絵師に転じたとき、父の歌舞伎役者・初代嵐冠十郎は、披露の摺物に「役者化して絵師となる」と書き添えた。国春は二代目歌川豊国に学び、役者絵を得意とした。 享和3年(1803年)、江戸で冠十郎の長男として生まれた。初めは嵐冠之助と名のり、子役のころから舞台に立った。 幼いころから絵を好み、芝居の合間にも絵筆をとっていた。