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伊藤若冲布袋図
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伊藤若冲の《布袋図》に描かれた布袋は、もらった物を何でも袋に入れたことから、その名で呼ばれた禅僧だ。生前から弥勒の化身とみなされ、没後にはその姿を描いて福を祈る風習が生まれた。日本では七福神の一人として親しまれている。
ここに見えるのは、1927年に恩賜京都博物館が編んだ画集「若冲畫選」の図版だ。同じく七福神の一人を描いた大黒天図と並んで載ったが、当時の持ち主は別々だった。《布袋図》は京都府の安井源七が持っていた。
画面の上には、白歳ほか二人が書き添えたとされる文が三つある。若冲の家を継いだ弟も白歳と伝わるが、同じ人物かは分からない。画面にある二つの印のうち、円い印には「若冲居士」とある。どちらも同じ画集の巻末に載る印影と形が一致する。









