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ジョヴァンニ・セガンティーニIl castigo delle lussuriose
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ジョヴァンニ・セガンティーニの《Il castigo delle lussuriose》では、子を産むことを拒んだ女たちが、月光の雪山で罰を受ける。だが、話はこの一枚では終わらない。対になる悪しき母たちでは、拒まれた子どもたちが木から伸びて母の乳を吸い、そこから救いが始まる。
物語の出発点は、仏教の話に見立てた詩「涅槃」にある。作者のルイージ・イッリカは、のちにプッチーニの「蝶々夫人」の台本を書いたイタリアの詩人だ。セガンティーニはこの詩をもとに、まず1891年と1894年に大作を描いた。
1896〜97年、セガンティーニはその主題を二枚組にまとめ直した。大作の日の光を月の光に置きかえ、絵具を掻くような線でほぼ一色に描いた。人物の配置と流れる向きも変え、罰から救いへの移り行きをはっきりさせている。
- 作品種別
- 絵画
- 技法
- 油彩・厚紙
- 制作年
- 1896–1897
- 作品サイズ
- 40 × 74 cm
作家プロフィール

ジョヴァンニ・セガンティーニ
アルプスの高みに、人と家畜と光しか描かなかった画家である。1858年、オーストリア帝国領チロルのアルコ(現在はイタリア)に生まれた。幼くして母を失い、貧しさのなかで羊飼いとして働いた少年時代の記憶は、のちの画題そのものになる。絵の才を見た土地の人びとの働きかけでミラノの美術学校へ進み、そこで筆を覚えた。 技法は分割描法(ディヴィジョニズム)。
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