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ウィリアム・ブレイク巨大な赤い龍と海から上がってきた獣
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ヨハネの黙示録13章の場面である。海から上がってきた獣は七つの頭と十本の角を持ち、龍はこの獣に自分の力と座と大きな権威を与えた。龍は12章で、七つの頭と十本の角と七つの冠を持つ赤い龍として現れ、悪魔ともサタンとも呼ばれる。台紙の右下には「Revens: Ch:13th: v. I: & 2:」と章節が書き込まれ、下端には「authority」で終わる2節の聖句が入る。画面右下の署名は「WB inv」である。
ブレイクの最大の後援者だった官吏トマス・バッツのために描いた、聖書の水彩画の一点である。ブレイクは1805年から1810年頃にかけて、聖書の挿絵として100点以上の絵を描いた。赤い龍を描いた水彩は4点あり、そのうちブルックリン美術館の巨大な赤い龍と太陽を着た女は、トマス・ハリスの小説『レッド・ドラゴン』に登場する。
この一点は収集家マースデン・J・ペリーの手を経て、レッシング・J・ローゼンワルドが持った。
- 作品種別
- 絵画
- 技法
- ペンとインク・水彩、鉛筆下描き、紙
- 制作年
- 1805
- 作品サイズ
- 40.1 × 35.6 cm
作家プロフィール

ウィリアム・ブレイク
詩人であり画家であり、職業としては銅版彫師だった。1788年ごろから使いはじめたレリーフ・エッチングは、亡くなった弟ロバートが夢に現れて教えたのだとブレイク自身が語っている。文字と図像を同じ銅板に酸で彫り起こし、刷ってから手で彩色する――この「彩飾印刷」で、1789年に《無垢の歌》を、1794年にはそれと対をなす《経験の歌》を合本にして世に出した。
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