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フィンセント・ファン・ゴッホタンギー爺さん
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ジュリアン・タンギー(1825〜1894)はモンマルトルの絵具屋で、絵具の代金の代わりに絵を受け取り、売れない画家たちの絵を店に並べた。ゴッホの絵を最初に売った一人でもある。ゴッホは1887年にこの店主を三度描いた。最初の一点は茶色の暗い絵で、二点目から背景に浮世絵が入り、この三点目がもっとも明るい。背景の版画はタンギーの店で売っていたもので、帽子の上に富士、その脇に役者絵と桜がある。ゴッホは1886年からパリで浮世絵を集め、翌年には画商ビングの店の版画で展覧会を開いていた。
1894年にタンギーが没したあと、娘がこの絵を彫刻家ロダンに売った。ロダンの遺贈により、パリのロダン美術館にある。
- 作品種別
- 絵画
- 技法
- 油彩・カンヴァス
- 制作年
- 1887
- 作品サイズ
- 92 × 75 cm
作家プロフィール

フィンセント・ファン・ゴッホ
オランダ南部、牧師の家に生まれる。画商の見習い、ロンドンやパリでの奉公、教員、そして炭鉱町での伝道師と、二十代半ばまで職を転々とし、そのどれにも居場所を見つけられなかった。画家になろうと決めたのは27歳を過ぎてから。独学に近く、アントン・マウフェに短く師事した程度で、初期はオランダの農民や織工を沈んだ土色で描いた。
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