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アントニー・ヴァン・ダイク狩場のチャールズ1世
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イングランド王チャールズ1世の宮廷画家だったヴァン・ダイクは、王を鎧姿の騎馬像にも描いたが、この絵では狩りの途中で馬を降りた姿にしている。右下の岩には「CAROLUS I REX MAGNAE BRITANNIAE」(グレートブリテン王チャールズ1世)とあり、その下に「A Van Diick. F.」の署名がある。グレートブリテン王国が法の上で成立するのは1707年で、この称号はまだ政治的な主張だった。
1638年、ヴァン・ダイクは支払いを待つ作品の覚え書きを王に出し、この絵を「Le Roy alla ciasse」(狩りの王)として200ポンドを求めた。金額は消され、100ポンドに書き直された。従者を王の側近エンディミオン・ポーターとする説が1988年に出たが、身元はいまも確かめられていない。
王が処刑された1649年の目録にこの絵は載っていない。18世紀にパリの収集家の手を経てデュ・バリー夫人の手に渡り、1775年にルイ16世が24,000リーヴルで買い上げた。
- 作品種別
- 絵画
- 技法
- 油彩・カンヴァス
- 制作年
- 1636
- 作品サイズ
- 271 × 211 cm
作家プロフィール

アントニー・ヴァン・ダイク
アントウェルペンの裕福な絹商人の家に生まれ、早熟な才能はすぐに周囲の知るところとなった。十代半ばでヘンドリック・ファン・バーレンに学び、まもなくルーベンスの工房に入って主任助手格の扱いを受ける。師の壮大な構図と量感を吸収しながらも、ヴァン・ダイクの筆はどこか神経質なまでに繊細で、人物の指先や布のきらめきに独特のためらいと気品が宿った。
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