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小林清親隅田川夜(別摺)
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題は下の余白に「隅田川夜」と刷られ、落款は右下の「小林清親」。明治14年(1881年)に福田熊次郎(具足屋)から出た光線画の一枚である。光線画の名は、初めの版元の松木平吉がつけた。ガス灯がともりはじめた東京で、光が線をなすことに人々が気づき、「光線」という言葉がはやったためという。
この年の1月26日未明、神田松枝町から出た火が両国一帯を焼き、清親の家も焼けた。清親は同じ年に火事を主題にした版画を4点出している。その夏、清親は光線画の制作をやめたが、理由は本人も語っていない。
この摺りには、左手の地平に煙突が見える。後年の彫り直しの版ではこの煙突が省かれているとされ、見分ける手がかりになる。









