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小林清親両国花火之図
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清親の《両国花火之図》は、隅田川の両国に上がる花火を描いた。両国橋付近では、納涼の始まりを祝う川開きに花火が上がった。江戸時代の川開きは陰暦5月28日で、見物客と納涼船でにぎわった。水難者を供養し、水難事故の防止を願う水神祭も兼ねていた。
清親が描いた両国の川開きの絵を、美術評論家の森口多里は1915年、花火の強い光が夜の闇に作用する美しさを捉えたものと評した。
この図の出版元は福田熊次郎で、右端の刊記には「福田熊治良」とある。清親の光線画は大黒屋から始まったが、夜景のほとんどを出版したのは福田だった。









