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エドワード・バーン=ジョーンズ慈悲深き騎士
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11世紀フィレンツェの騎士ジョヴァンニ・グアルベルトの伝説を描く。聖金曜日、騎士は兄弟を殺した男と狭い道で出会い、復讐しようとした。男は両腕を十字に広げて跪き、キリストの名において命乞いをした。騎士が男を赦して祈ると、十字架のキリスト像が身をかがめて彼を抱いたという。グアルベルトはのちにヴァッロンブローザ修道会を開いた。
バーン=ジョーンズはこの話を、ケネルム・ディグビーが騎士道の物語を集めた『名誉の礎石』(1822年)で読んだ。画家が生涯大切にした本である。1864年にオールド・ウォーターカラー協会へ初めて出品した4点のうち、最も大きく重要な作品だった。『アート・ジャーナル』誌は、行き過ぎた中世趣味が信仰を笑いものにしかねないと批判した。
画家自身は初期作の中でこれを最も好み、1894年には大きな油彩版を作るため借り出そうとした。手前のキンセンカは、家の近くのラッセル・スクエアの庭で写したものである。
- 作品種別
- 絵画
- 技法
- 水彩・ボディカラー・紙
- 制作年
- 1863
作家プロフィール

エドワード・バーン=ジョーンズ
バーミンガムの額縁職人の家に生まれ、母を早くに亡くし、父ひとりに育てられた。オックスフォード大学エクセター・カレッジで聖職者を目指していたが、そこで出会ったウィリアム・モリスとの友情が人生を変えてしまう。中世の物語と装飾芸術に惹かれた二人は、聖職の道を捨てて美術と工芸に賭けることを決意した。
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