18歳のとき、乗っていたバスが路面電車と衝突した。鉄の手すりが腰を貫き、脊椎と骨盤を砕く大怪我だった。医学生を目指していた少女は、以後生涯続く痛みと三十数回の手術、そしてベッドの上での絵筆を手に入れる。天井に鏡を取り付けさせ、動けない自分の姿を描き続けたのが画家フリーダ・カーロの出発点だった。 生家はコヨアカンの「青い家」、通称カサ・アスール。