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ポール・ゴーギャン花を持つ女(ヴァヒネ・ノ・テ・ティアレ)
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ゴーギャンが1891年にタヒチで描いたこの絵には、モデルに一度逃げられたという話がある。タヒチの人を描いた最初の肖像と考えられている。
そのいきさつを、ゴーギャンは紀行「ノア・ノア」に書いている。小屋の壁には、フランスの画家マネが寝台に横たわる裸の女性を描いた《オランピア》の写真があった。隣に住む若い女が「あなたの奥さん?」と尋ねると、彼は「そうだ」と嘘をついた。こっそり素描を始めると、気づいた彼女は嫌がって逃げてしまった。
ところが1時間後、彼女はきれいな服に着替え、耳にティアレの花を挿して戻ってきた。ゴーギャンは、彼女の気が変わらないうちにと、急いで夢中で描いた。ヨーロッパの物差しではあまりきれいとは言えないが、美しかった、と彼は書いている。
- 作品種別
- 絵画
- 技法
- 油彩・カンヴァス
- 制作年
- 1891
- 作品サイズ
- 70.5 × 46.5 cm









