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ジャン=アントワーヌ・ヴァトー困った申し出
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ヴァトーの《困った申し出》には、描き直す前の人物たちが隠れている。X線調査で、当初は4人を描いていたことが分かった。現在の座った3人の位置には、ギターを弾く女性と若い男性がいた。その女性のための素描には1712年頃の年記があり、最初の構図もこの頃と推測される。ヴァトーは数年後、同じカンヴァスに戻って人物の一部を描き直した。
題名の由来は、この絵をもとに版画家ニコラ=アンリ・タルデューが制作した版画である。当時の所有者は、ザクセン選帝侯の宰相ブリュール伯爵だった。
伯爵のコレクションを経て、1769年、エカチェリーナ2世の時代にエルミタージュへ入った。2017年には「大エルミタージュ美術館展」で日本でも公開された。
- 作品種別
- 絵画
- 技法
- 油彩・カンヴァス
- 制作年
- 1715
- 作品サイズ
- 65 × 84.5 cm
作家プロフィール

ジャン=アントワーヌ・ヴァトー
ジャン=アントワーヌ・ヴァトーは、イタリア喜劇の役者や、野外で恋を語り音楽を楽しむ男女を描いたフランスの画家である。男女の集いを主題とする雅宴画(フェート・ギャラント)で知られるが、パリでの出発点は、店で売る複製画を量産する仕事だった。 1684年、フランス領になって間もないヴァランシエンヌに、屋根職人の子として生まれた。
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