浮世絵の系譜には、時代を騒がせた華やかな名の陰で、次代を静かに準備した絵師がいる。歌川豊広(1773〜1828)はその一人である。本姓を岡島、俗称を藤三郎といい、一柳斎と号した。歌川派の祖・歌川豊春の門に学び、同門には役者絵で一世を風靡した初代歌川豊国がいた。派手な人気を競い合うことをせず、豊広はもっぱら版本の世界へ分け入った絵師である。
1798–1801・木版多色刷/大判三枚続のうち二枚
1804–1810・木版多色刷/大判五枚続の右図
1804–1818・木版多色刷/大判
木版多色刷/大判三枚続
1802・木版多色刷/間判
1810・木版画/大判