
CC0
小林清親古代模様 清少納言
0
清親が描いた清少納言の笠と薄布は、平安時代以降の女性の旅装束を写したものと読める。当時の女性は旅に市女笠をかぶり、縁から「虫の垂衣」と呼ぶ薄布を下げることがあった。シカゴ美術館の記録では、つばの広い旅用の笠と薄布と説明されている。
清少納言は、993年に一条天皇の中宮定子に仕えた歌人で、『枕草子』の作者である。画中の和歌は、シカゴ美術館の記録に清少納言の歌として掲載され、ヘンリー・D・スミスによる英訳が添えられている。
「古代模様」は大判三枚続の連作で、清少納言、紫式部、仏の3種があるとされる。この図の刊記には、明治29年(1896年)10月12日印刷、同月15日発行とある。印刷兼発行人は武川清吉で、大黒屋の版ではない。
- 作品種別
- 版画
- 技法
- 木版多色刷/大判三枚続
- 制作年(画)
- 1896
- 作品サイズ
- 37.5 × 25 cm









