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忠臣蔵十一枚続 八段目 道行
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勝川春章勝川春章

忠臣蔵十一枚続 八段目 道行

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嫁入りへ向かう母娘の旅の先で、娘の父が命を落とす。勝川春章が「仮名手本忠臣蔵」の全11段を一段に一枚ずつ描いたシリーズの八段目は、その悲劇へとつながる旅の場面である。

芝居は赤穂浪士の仇討ちを、時代と名前を変えて描いた物語だ。大名の塩冶判官は、自分を辱めた高師直に斬りつける。別の大名家の家老・加古川本蔵が居合わせ、判官を抱きとめる。判官は師直を討てないまま切腹を命じられ、判官の家老・大星由良之助が仇討ちを誓う。由良之助は大石内蔵助にあたる人物だ。

本蔵の娘・小浪は、由良之助の息子・力弥と結婚を約束していた。絵の二人は、嫁入りへ向かう小浪と母の戸無瀬にあたる。だが九段目で、力弥の母は、判官が師直を討ち損じたのは本蔵のせいだとして縁談を拒む。嫁に迎える条件として求めたのは、本蔵の首だった。本蔵は娘の恋をかなえるため、わざと力弥に討たれて命を落とす。

作品種別
版画
技法
木版多色刷/中判
制作年(画)
1779–1780
作品サイズ
25.8 × 18.7 cm

作家プロフィール

勝川春章
勝川春章

かつての役者絵は、名前や紋所を見なければ誰か分からないほど、顔が型通りに描かれていた。江戸中期の浮世絵師・勝川春章は、一筆斎文調とともに一人ひとりの顔を描き分ける似顔絵を生み出し、肉筆の美人画でも名を上げた。門下からは葛飾北斎が出ている。 春章は宮川春水に絵を学び、画姓を宮川から勝宮川、さらに勝川へと改めた。

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