
Public domain
エドガー・ドガAt the Races in the Countryside
0
競馬場の馬車で手綱を取るのは、エドガー・ドガの幼なじみ、ポール・ヴァルパンソンだ。競馬を題にした絵だが、中心にあるのは家族の肖像である。ポールの妻と乳母が同乗し、乳母が膝に抱くのは夫妻の息子アンリだ。
ドガは1869年夏、ノルマンディーのメニル=ユベールにある一家の領地を訪ね、この絵を描いた。アンリはその年の1月に生まれていた。一家が出かけたのは、領地から15キロ離れたアルジャンタンの競馬とされる。
この絵は、ドガが1872年に画商デュラン=リュエルに売った最初期の一点である。1874年の第1回印象派展には、歌手フォールの持ち物として「Aux courses en province」の題で出品された。批評家エルネスト・シェノーは、色や素描、ポーズの的確さ、仕上げをほめた。一方、画面を切り詰めた構図は発表当時に手厳しく非難されたと、のちに美術史家ルモワーヌが伝えている。
- 作品種別
- 絵画
- 技法
- 油彩・カンヴァス
- 制作年
- 1869
- 作品サイズ
- 36.5 × 55.9 cm









