
サルバドール・ダリ
Salvador Dalí
0 作品
サルバドール・ダリ(1904〜1989)は、スペイン・カタルーニャの町フィゲーラスに生まれ、20世紀のシュルレアリスムを語るとき真っ先に名の挙がる画家になった。マドリードのサン・フェルナンド美術学校に進み、そこで映画作家のルイス・ブニュエル、詩人のフェデリコ・ガルシア・ロルカと出会う。この交友が、絵筆だけに収まらない後年の活動の種になった。
制作の核にあるのは、フロイトの精神分析から引き出した「偏執狂的批判的方法」だ。狂気すれすれの連想をわざと呼び込み、夢や無意識に浮かぶ像を、古典絵画さながらの硬質な写実で画面に固定する。《記憶の固執》で海辺に垂れ落ちる時計はその代表例で、融け崩れるという本来ありえない現象を、金属のような緻密な質感で描き切っている。この描写の確かさと主題の不条理がぶつかり合うところに、ダリならではの眩暈が生まれる。
仕事は油彩だけに留まらない。ブニュエルと組んだ映画『アンダルシアの犬』を皮切りに、宝飾、舞台美術、写真家との協働へと領域を広げ、口ひげを立てた奇矯な立ち振る舞いそのものを作品のように演じ続けた。その結果、シュルレアリスムという運動の姿は、ダリという一人の顔と分かちがたく結びついていった。
サルバドール・ダリの作品をお持ちですか?
Cugiraで出品してみませんか?
作品が見つかりません
