期間限定 手数料割引中 出品者3% 購入者1%
ロバート・ラウシェンバーグ

ロバート・ラウシェンバーグ

Robert Rauschenberg
0 作品

1925年、テキサス州ポートアーサーの石油精製の町に生まれたロバート・ラウシェンバーグは、絵と物のあいだの垣根をほとんど気にしなかった画家だ。ノースカロライナのブラック・マウンテン・カレッジでジョゼフ・アルバースの色彩の授業を受けたが、几帳面な師とは正反対の方向へ進み、作曲家のジョン・ケージや振付家のマース・カニンガムと机を並べて過ごした日々のほうが、彼をかたちづくったように見える。舞台の上で音や動きが偶然にぶつかり合うのを見て育った感覚は、そのままキャンバスに持ち込まれた。

1950年代半ば、彼は《コンバイン》と呼ぶ一連の作品を作り始める。剥製の山羊にタイヤをはめて絵具をぶちまけた《モノグラム》、自分のベッドをそのまま壁に立てかけ、絵具を垂らした《ベッド》——これらはキャンバスの上に描くのではなく、街で拾った新聞や写真や布切れを画面に釘で留め、その上から絵具を叩きつけるようにして作られている。額縁の中に世界がおさまるのではなく、世界の断片がそのまま額縁を突き破って出てくるような画面だ。

もっと静かで、もっと過激なのが《消されたデ・クーニングのドローイング》である。まだ無名だった彼が、当時すでに巨匠だったウィレム・デ・クーニングの家を訪ね、素描を一枚譲ってもらえないかと頼んだ。デ・クーニングは戸惑いながらも承諾し、ラウシェンバーグはその線を一ヶ月かけて丁寧に消しゴムで消していった。残ったのはうっすらとした紙の傷跡と、額の中の空白だけ。描くことではなく消すことを作品にするという発想は、当時の美術界に小さな地震を起こした。

1960年代に入るとシルクスクリーンで新聞や雑誌の写真をキャンバスに転写する手法へ移り、ケネディ大統領や宇宙飛行士の写真が絵具の飛沫と重なり合う画面を作った。抽象表現主義の勢いがまだ残るなかで、彼の作品はすでに次の時代——写真とメディアのイメージに満ちたポップ・アートの気配を漂わせていた。2008年、フロリダのキャプティバ島で没した。

ロバート・ラウシェンバーグの作品をお持ちですか?

Cugiraで出品してみませんか?

出品する

作品が見つかりません