小早川清(1899〜1948)は、昭和モダンの夜を描いた美人画家である。伊東深水に学び、师譲りの端正な線を、断髪にカクテルグラス、頬杖のけだるさへ向けた。
代表作は自ら版行した近代時世粧の連作(1930〜31年)。ほろ酔ひの煙草とグラスを持つ女、近代時世粧 瞳の白い襟巻に口元を埋めた女——江戸の美人画の枠組みで昭和のモダンガールを描いたこの揃物は、新版画美人画の最後の徒花にして、いま最も国際的に人気のある近代版画のひとつである。戦後まもなく、四十九歳で没した。
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1936
宵
1930
近代時世粧 ほろ酔ひ
1933
青春
1931
近代時世粧 瞳
爪
化粧