山本鼎(1882〜1946)は、愛知県岡崎に生まれた画家である。幼いころ上京して木版師・桜井暁雲の内弟子となり、1906年に東京美術学校西洋画科を卒業した。翌1907年、石井柏亭・森田恒友らと美術文芸雑誌『方寸』を創刊し、自ら描き・彫り・摺る版画を発表した。
画家が下絵を描くだけでなく、彫りも摺りも自分で行う「創作版画」は、1904年に山本が文芸誌『明星』に「刀画」の名で発表した漁夫に始まるとされる。1918年には織田一磨・戸張孤雁らと日本創作版画協会を結成した。
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1904・木版、紙
漁夫