
Public domain
ジュゼッペ・アルチンボルドSelf-Portrait on Paper
0
顔も髪も髭も、巻いた紙と紙片で組まれている。アルチンボルドが紙に描いた合成の頭部は、これ一点しか知られていない。
襟の付け根には「1587」と年が書かれている。額の「61」は、そのときの画家の年齢である。所蔵館はこの素描を《文人(自画像)》の題で扱う。紙でできた男の姿で、画家は自分を学識ある文人として示したと読まれている。画家本人の肖像は二点しか知られていない。もう一点は、プラハにある通常の描き方の自画像である。
1848年、マルチェッロ・ドゥラッツォの遺贈でジェノヴァ市の所蔵となった。そのときは、ジェノヴァの画家による作者不詳の一枚と考えられていた。1990年、ジェノヴァで開かれた素描展の図録で、美術史家ピエロ・ボッカルドがアルチンボルドの作と判定した。
- Work Type
- Drawing
- Technique
- ペン・インク・淡彩、紙
- Year Created
- 1587
- Dimensions
- 44.2 × 31.8 cm
Artist profile

ジュゼッペ・アルチンボルド
ミラノに生まれ、1562年にウィーンのハプスブルク宮廷へ召し出された。仕えたのはフェルディナント1世、マクシミリアン2世、ルドルフ2世の三代で、1587年にルドルフ2世の許しを得てミラノへ戻るまで、四半世紀を宮廷画家として過ごしている。仕事は絵を描くことだけではない。祝祭や行列の演出も任され、橇や仮面、衣裳の下絵がいまも残る。
View full profile







