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ジュゼッペ・アルチンボルド大気
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鳥だけで組んだ横顔である。胴は正面を向いた孔雀、胸は鷲である。孔雀と鷲は、ともにマクシミリアン2世とハプスブルク家を表す。顎と髭は雉、顔の残りは鶏と七面鳥でできている。鳥の多くには、アルチンボルド自身の写生が残っている。
1566年の原作は失われ、この絵はその写しである。連作のほかの作品は板に描かれているが、これはカンヴァスで、寸法も一回り大きい。原作の模写とも、後の組の工房作とも、皇帝のために描き直した一点ともいわれる。作者も制作年も定まっていない。
いまはスイスの個人蔵で、以前はスウェーデンのヴェナー=グレン・コレクションにあった。1648年には、スウェーデン軍がプラハの皇帝の収集品を持ち去っている。この絵も、もとはプラハにあったとみられている。2017年に東京の国立西洋美術館で開かれた「アルチンボルド展」には、作者に疑問符を付けて出品された。
- Work Type
- Painting
- Technique
- 油彩・カンヴァス
- Dimensions
- 74.4 × 56 cm
Artist profile

ジュゼッペ・アルチンボルド
ミラノに生まれ、1562年にウィーンのハプスブルク宮廷へ召し出された。仕えたのはフェルディナント1世、マクシミリアン2世、ルドルフ2世の三代で、1587年にルドルフ2世の許しを得てミラノへ戻るまで、四半世紀を宮廷画家として過ごしている。仕事は絵を描くことだけではない。祝祭や行列の演出も任され、橇や仮面、衣裳の下絵がいまも残る。
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