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Mnemosyne
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ダンテ・ゲイブリエル・ロセッティダンテ・ゲイブリエル・ロセッティ

Mnemosyne

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ギリシア神話の女神を描いたロセッティの《ムネーモシューネー(記憶の女神)》には、塗りつぶされた最初の題が残る。実物の左上にかすかに見える「Ricordanza」は、思い出を意味するやや古風なイタリア語だ。モデルはウィリアム・モリスの妻ジェーン・モリスだった。

女神のランプと杯は、額に記されたロセッティの2行の詩と結びつく。詩では、記憶が魂の翼ある杯から自分のランプを満たす。絵は、1870年代に関係のあったジェーンとの、過ぎた恋の記念としても読まれている。

出発点はアスタルテ・シリアカの描きかけの頭部だった。1876年4月、ロセッティは母への手紙で、これを別の絵にして「Memory, or La Ricordanza」と呼ぶと伝えた。1879年の手紙には「ci-devant Hero!」とあり、もとはヘロだったという。ヘロは、海峡を泳ぎ渡る恋人レアンドロスのために灯火を掲げた伝説の女性だ。1881年、ロセッティが没する前年に、絵は船主でコレクターのレイランドに渡った。

Work Type
Painting
Technique
油彩・カンヴァス
Year Created
1881
Dimensions
126.4 × 61 cm

Artist profile

ダンテ・ゲイブリエル・ロセッティ
ダンテ・ゲイブリエル・ロセッティ

ロンドンに生まれたロセッティは、イタリアから亡命した詩人学者の父を持ち、家の中では絵よりも先に言葉があった。実際、生涯を通じて彼は画家であると同時に詩人でもあり、名の由来であるダンテ・アリギエーリの世界に終生取り憑かれていた。1848年、まだ二十歳のとき、ジョン・エヴァレット・ミレイやウィリアム・ホルマン・ハントとともにラファエル前派兄弟団を結成する。

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