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川端玉章A Pair of Puppies
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川端玉章の《仔犬図》に、画帖を研究した富澤ケイ愛理子は、画家の長沢蘆雪の仔犬図に通じる愛らしさを見ている。即興的で巧みな筆致とユーモアを評価し、海外のコレクターにも好まれる題材と位置づけた。
ジャーナリストのフランシス・ブリンクリーが仕立てた「近代日本画帖」に収められた、墨だけで描いた小品である。メトロポリタン美術館の作品記録では明治20〜25年(1887〜92年)頃の作とされるが、富澤は玉章の各葉の落款から明治24年(1891年)前後と見ている。玉章が後に刊行した初歩の手本「習画百題」にも、こうした動植物の画題が数多く盛り込まれた。
- Work Type
- Painting
- Technique
- 絹本墨画/画帖
- Year Created
- 1887–1892
- Dimensions
- 34.3 × 27.6 cm
Artist profile

川端玉章
川端玉章は、花鳥や山水をよくした明治の日本画家で、円山派の流れを汲む。東京美術学校の学生の前では、展覧会に出す壁画の柳を、一間ばかり飛びながら線を引いてたちまち描き上げたという。その手際は、学生たちには曲芸のように映った。学校へ出勤する前に10枚、15枚と絵を描くのも、玉章の自慢だった。 天保13年(1842年)、京都の蒔絵師の家に生まれた。
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