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菱川師宣Buke hyakunin isshu
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《武家百人一首》のこの見開きに登場するのは、佐々木道誉と六角氏頼である。南北朝時代に近江の守護職を争った二人だが、氏頼は道誉の娘を妻に迎え、関係の改善を図った。右頁の「佐渡判官入道道誉」が道誉、左頁の「源氏頼 六角」が氏頼を指している。
この摺りは、師宣の没後に出た元禄16年(1703年)版の後刷りで、シカゴ美術館では師宣に帰属する作品として扱われている。同じ題の寛文12年(1672年)刊本について、美術史家の小林忠は、師宣が江戸の挿絵画家として初めて署名を入れた本とする。師宣が名を記した刊本と、この摺りでは、摺られた時期が異なる。
- Work Type
- Technique
- 木版摺本
- Dimensions
- 18 × 23.5 cm
Artist profile

菱川師宣
菱川師宣は、昭和23年(1948年)の記念切手にもなった《見返り美人図》の絵師である。江戸時代前期、本の挿絵を鑑賞用の一枚絵へと育てた浮世絵師でもあった。絹に筆で描く美人画から、墨で摺る絵本まで、その仕事は幅広い。 生まれは安房国保田、今の千葉県鋸南町。父は、刺繍や摺箔で布に模様を表す縫箔師だった。師宣も初めは縫箔を仕事にし、のちに絵画を専業とした。
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