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菱川師宣A Collection of Japanese Paintings (Yamato e-zukushi)
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師宣の絵本《大和絵つくし》のこの見開きは、鎌倉で日蓮が雨を降らせたという伝説を描いている。日照りが続き、神社に祈っても雨が降らなかった。日蓮が壇を設けて日天に祈ると、空がにわかに曇り、雷とともに大雨になったという。「日蓮上人註画賛」に取材した、全20図のうちの第13図である。
この本は延宝8年(1680年)5月、鱗形屋三左衛門から刊行された。謡曲や「伊勢物語」、絵巻などから題材を集めている。巻末の署名は「大和絵師 菱川吉兵衛尉」。古い物語を描く師宣が、どのような絵師を自認していたかを示す署名でもある。
のちに版木を彫り直した版も出たため、この摺りが最初の版によるものか、再刻版によるものかは分からない。ブラウン夫人の旧蔵を経て、1926年にライアソンへ渡り、その後シカゴ美術館に寄贈された。
- Work Type
- Technique
- 木版摺本/墨摺絵
- Year Created (image)
- 1680
- Dimensions
- 27.3 × 18.5 cm
Artist profile

菱川師宣
菱川師宣は、昭和23年(1948年)の記念切手にもなった《見返り美人図》の絵師である。江戸時代前期、本の挿絵を鑑賞用の一枚絵へと育てた浮世絵師でもあった。絹に筆で描く美人画から、墨で摺る絵本まで、その仕事は幅広い。 生まれは安房国保田、今の千葉県鋸南町。父は、刺繍や摺箔で布に模様を表す縫箔師だった。師宣も初めは縫箔を仕事にし、のちに絵画を専業とした。
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