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与謝蕪村Kite and Crows (right scroll)
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与謝蕪村の《鳶鴉図(右幅)》は、激しい自然のなかの鳶と鴉を墨で描いた、2幅一対の掛物の片方である。この右幅には風雨のなかの鳶、対の左幅には雪のなかで身を寄せる2羽の鴉を描き、鳶と鴉は向き合う形になる。蕪村の絵には、俳諧の趣に寄るものと、中国の画風に寄るものがある。この双幅は後者の例とされる。
署名の「謝寅」は、蕪村が安永7年(1778年)から使った画号である。この名から、天明3年(1783年)に没するまでの晩年の作と分かる。《夜色楼台図》とともに、晩年の独特な水墨画として挙げられる作品で、昭和41年(1966年)に国の重要文化財に指定された。
- Work Type
- Painting
- Technique
- 紙本墨画淡彩/掛幅(双幅のうち右幅)
- Year Created
- 1778–1783
Artist profile

与謝蕪村
与謝蕪村(よさ ぶそん)は、松尾芭蕉の「おくのほそ道」を全文写し、絵を添えた巻物を繰り返し描いた。芭蕉・小林一茶と並び称される江戸時代の俳人で、池大雅と並んで文人画を大成した画家でもある。 享保元年(1716年)、摂津の毛馬村、いまの大阪市都島区に生まれた。若くして江戸へ下り、俳人の早野巴人に俳諧を学んだ。
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