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山川秀峰Hana-Kanzashi no onna
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山川秀峰が大正末頃に描いた《花簪の女》は、平成29年(2017年)、笠岡市立竹喬美術館の展覧会「デカダンスの気配」の案内ページで、会期のすぐ下に掲げられた。展覧会は培広庵コレクションの美人画から作品を選んでいる。
展覧会が光を当てたのは、明治末から大正初めの美人画に現れた、虚無的で退廃的な傾向を帯びた作品だった。同展は、そうした「デカダンスの気配」を帯びた作品の東京の代表に秀峰を挙げ、京都の甲斐庄楠音、大阪の北野恒富と並べた。
題の花簪は、造花などで飾ったかんざしで、金銀色の紙の短冊を付けることもあった。女性の髪が洋髪に移るまで、少女や若い女性の主な頭飾りだったという。この絵では、髪の上に盛り上がる小さな花飾りと、その縁から垂れる細い短冊のような飾りが、花簪にあたると読める。左の中ほどには、丸の中に「秀」と読める朱印がある。
- Work Type
- Painting
- Year Created
- 1926
Artist profile

山川秀峰
「きいちのぬりえ」で知られる蔦谷喜一が挿絵画家を志したのは、帝展で山川秀峰の《素踊》に魅せられたからだ。秀峰は鏑木清方に学んだ美人画家で、帝展で二度の特選を受け、47歳で世を去った。 明治31年(1898年)、京都に生まれ、東京で育つ。16歳で日本画家の池上秀畝に入門して花鳥画を学び、のちに清方の門に入って美人画を学んだ。
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