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魯西亜人
Public domain
歌
歌川芳房

魯西亜人

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歌川芳房の《魯西亜人》は、異国人の姿とともに、外国語の言い方を書き込んだ一枚である。異国人の風俗を描く横浜絵は、芳房が没した万延元年(1860年)から翌年にかけて、流行の最盛期を迎えた。本図も万延元年の刊行で、出版元は山本屋平吉とされる。

日本語と外国語を並べた書き込みには、「長いといふことを らんぐといふ」「日光を ぞんといふ」などがある。題には「おろしやじん」と振り仮名があるが、書き込みがどの国の言葉かは記されていない。署名は「一寳斎 芳房画」とある。その右の「彫長」は彫師の印で、署名の上にある検査印の「申」は万延元年の干支にあたる。検査印には「改」も読める。

Work Type
Print
Technique
木版多色刷/大判
Year Created (image)
1860
Dimensions
36 × 25 cm

Artist profile

歌
歌川芳房

歌川芳房は、歌川国芳の門下で武者絵や横浜の異国人を描いた浮世絵師である。師の本の挿絵を補助し、師より先に世を去ったあと、国芳を悼む死絵に弟子の姿で描かれた。 天保8年(1837年)に生まれた。通称は大次郎で、一宝斎と号した。絵を描いたのは安政年間から万延元年(1860年)までである。 安政3年(1856年)には、《清盛布引滝遊覧義平霊難波討図》を出している。

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