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竹内栖鳳After a Shower
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竹内栖鳳は、《雨霽》という同じ題で、21年をへだてて柳と鳥の屏風を描いた。この屏風は昭和3年(1928年)の作で、代表作として知られる明治40年(1907年)の一点とは別の作品だ。1907年の作は、国が初めて開いた美術展覧会「文展」に出した屏風で、東京国立近代美術館にある。
同じ題でも、描かれた鳥は違う。1907年の作では墨だけで鷺を描き、こちらでは色を使って、左にトビ、右にセキレイを描いた。「雨霽」は雨上がりのことだが、鳥たちはまだ風の中にいる。柳の幹をつかんで耐えるトビと、右の屏風で弓なりにしなる細い柳の枝からは、雨がやんでも収まらない風が感じられる。
描いた場所の手がかりは、左の屏風に添えた文字にある。「栖鳳作於霞中庵」と読め、霞中庵で描いたという意味だ。霞中庵は、栖鳳が京都・嵯峨の別邸に設けたアトリエの名である。
- Genre
- Japanese & Asian
- Work Type
- Painting
- Technique
- 絹本着色/六曲一双(寸法は各隻)
- Year Created
- 1928
- Dimensions
- 171.2 × 369 cm
Artist profile

竹内栖鳳
一匹の猫を、これほど生々しく画絹に留めた絵師がいただろうか。《班猫》(1924年、山種美術館蔵、重要文化財)の前に立つと、身をよじって毛づくろいする三毛の、逆立つ毛の一本一本と、そこに流れる体温までが同時に迫ってくる。竹内栖鳳(1864〜1942)——京都・四条通の料理屋「亀政」に生まれ、京都画壇を近代へと押し出した日本画家の、これが到達点のひとつである。
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