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アントン・ラファエル・メングスパルナッソス
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ローマのヴィラ・アルバーニの大広間で、天井の中央を占めるフレスコである。注文主は枢機卿アレッサンドロ・アルバーニ。仕事を取り次いだのは、枢機卿の司書だったヴィンケルマンで、館の装飾の構想も彼が中心になって立てた。
中央に立つのは、ムーサたちを率いるアポロンである。アポロンの右手側に、記憶の女神ムネモシュネが座る。ムネモシュネはムーサたちの母で、周りの9人がその娘のムーサである。月桂樹の林に皆を集める構図は、ヴァチカン宮殿「署名の間」にあるラファエロの《パルナッソス》に倣った。ムーサの姿は古代彫刻から取られている。柱に掛かる巻紙には「MENGS」「SAXO」の署名が読める。
この天井画は、新古典主義の宣言としてたたえられ、メングスの名声を決めた。同じ1761年、彼はカルロス3世に招かれてマドリードへ向かった。この画像は、ベルリンのフランツ・シュテードナー社が出した投影用のガラス・スライドを撮ったもので、台紙の文字も写っている。スライドはルーヴェン大学が持っていたものである。
- Work Type
- Painting
- Technique
- フレスコ(天井画)
- Year Created
- 1761
Artist profile

アントン・ラファエル・メングス
父の名はイスマエル・メングス、ドレスデン宮廷の細密画家である。息子に「ラファエロのように描け」という願いを込めて名付けたというから、この子の人生は生まれた瞬間から決められていたようなものだった。実際、少年時代のメングスは絵筆を握らされ、ローマへ連れて行かれ、システィーナ礼拝堂の前で模写をさせられる日々を送っている。遊びは許されなかったと伝わる。
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