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ティントレット天国
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ヴェネツィアの総督宮(パラッツォ・ドゥカーレ)の大評議会の間で、総督と評議員が座った壇の背後の壁を覆う油彩画。縦7.65メートル、横24.51メートルあり、ルネサンスのカンヴァス画で最大級とされる。1577年12月の火災でこの壁の14世紀のフレスコが傷み、その跡を覆うために描かれた。
1582年頃に開かれた競作は、神とそこから射す光を、真下に座る総督と縦一直線に結ぶよう求めた。選ばれたのはヴェロネーゼとフランチェスコ・バッサーノだったが、着手しないうちに1588年にヴェロネーゼが世を去り、70歳のティントレットが引き継いだ。画面はいくつかに分けて描かれ、大部分を息子のドメニコが仕上げた。完成した画面では、予定された聖母戴冠が、キリストの前でヴェネツィアのために執り成す聖母に置き換えられ、約500人の人物のうち聖人は連祷の順に並ぶ。
ジョン・ラスキンは『ヴェネツィアの石』(1853年)で、この絵を世界で最も見事な油彩画と呼んだ。肖像画で知られた娘のマリエッタ・ロブスティは、制作中の1590年に世を去っている。
- Work Type
- Painting
- Technique
- 油彩・カンヴァス
- Year Created
- 1588–1592
- Dimensions
- 765 × 2451 cm
Artist profile

ティントレット
父は染物職人だった。「ティントレット」は本名ヤコポ・ロブスティにつけられたあだ名で、イタリア語で「小さな染物屋」を意味する。生涯ヴェネツィアを離れず、その街の教会や同信会館の壁という壁を絵で埋め尽くした男である。 若くしてティツィアーノの工房に入るが、わずか数日で追い出されたという逸話が伝わる。才能を恐れた師が早々に厄介払いしたというのだ。
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