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レオナルド・ダ・ヴィンチウィトルウィウス的人体図
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古代ローマの建築家ウィトルウィウスは『建築論』第3巻で、手足を広げた人の体は、へそを中心とする円と、正方形に収まると書いた。レオナルドはこの記述を図にし、余白には鏡文字で説明を書き込んでいる。
それ以前の図は、円と正方形の中心をどちらもへそに置いていた。レオナルドは正方形の中心を性器に下げ、円の中心だけをへそに残して、二つの図形を一人の体に重ねた。第一次ミラノ時代、1490年頃の作とされる。
レオナルドの没後は弟子のフランチェスコ・メルツィに渡ったとみられ、いくつかの家を経て画家ジュゼッペ・ボッシが持ち、1822年にヴェネツィアのアカデミア美術館に入った。光で褪色するため滅多に公開されない。2019年にはルーヴル美術館への貸し出しをめぐり、文化財を守る団体が差し止めを求めて訴えたが、退けられた。
- Work Type
- Drawing
- Technique
- ペンとインク、淡彩・紙
- Year Created
- 1490
- Dimensions
- 34.4 × 25.5 cm
Artist profile

レオナルド・ダ・ヴィンチ
1452年、フィレンツェ近郊の小さな町ヴィンチに、公証人の父と農家の娘のあいだの非嫡出子として生まれた。学校教育をほとんど受けなかったぶん、既存の権威を鵜呑みにせず、自分の目で見て確かめる癖が骨の髄まで染みついた人だった。ノートには絵と文字が渦を巻くように並び、鳥の飛び方、水の渦、胎児の姿、大砲の設計までが同じページに同居している。
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