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Lovers Beneath an Umbrella in the Snow
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鈴木春信鈴木春信

Lovers Beneath an Umbrella in the Snow

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多くの色を摺り重ねる錦絵が生まれて約2年後、鈴木春信は代表作《雪中相合傘》をあえて黒と白を中心に仕上げた。詩人の野口米次郎は、この絵がなければ浮世絵はどれほど寂しいだろう、と書いた。

浮世絵の研究者・田辺昌子は、この色の対比に、カラスとサギを対に描く「烏鷺図」が意識されていると見る。メトロポリタン美術館と大英博物館も、同じ図の摺りの題に烏と鷺の名を入れている。田辺は相合傘にも哀しい恋の物語を読む。当時、若い男女が相合傘で歩くのは、ふつうに見かける光景ではなかった。歌舞伎では、心中の場へ向かう男女を相合傘で歩かせるのが定番の演出だった。

田辺によれば、シカゴ美術館のこの摺りは、大英博物館やメトロポリタン美術館の摺りとわずかに異なり、別の版木から摺られた可能性がある。1931年にシカゴ美術館に寄贈された。

Work Type
Print
Technique
木版多色刷/中判
Year Created (image)
1767
Dimensions
27.2 × 20.2 cm

Artist profile

鈴木春信
鈴木春信

錦絵の創始者として知られる鈴木春信の《夕立の若い女》には、画工の春信、彫工の遠藤五緑、摺工の湯本幸枝の名が並ぶ。明和2年(1765年)のこの絵暦に、錦絵を生んだ共同作業の跡が残っている。 絵暦は、陰暦の大の月と小の月を絵に織り込んだ暦である。大の月は30日、小の月は29日で、並びは年ごとに変わった。

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