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河鍋暁翠百福図
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河鍋暁翠の《百福図》では、百人近い女と子どもが画面を埋める。女たちの顔は、鼻が低く頬が丸く張った「お多福」(おかめ)の顔である。お多福は、もとは里神楽で使う女の道化の面で、愛敬のある福相として親しまれ、酉の市の熊手などにも飾られてきた。題は「ひゃくふくず」と読み、お多福の顔と「百の福」を重ねたものと読める。
関西では同じ顔を「お福」と呼び、商家などで福相の人形を飾ることもある。河鍋暁斎記念美術館は2020年3月、本作をもとにしたお福人形の特別展「百人お福展」を企画した。研究誌『暁斎』には、本作の絵具の色彩を調べた論考も載る。
- Genre
- Japanese & Asian
- Work Type
- Painting
- Year Created
- 1890
Artist profile

河鍋暁翠
絵師河鍋暁斎の作品を鑑定する人として、昭和9年(1934年)の名鑑に名を載せた女性がいる。暁斎の長女で、日本画家の河鍋暁翠だ。美人画や能の絵を描き、女子美術学校(いまの女子美術大学)では初の女性の日本画科教授を務めた。 明治元年(1868年)、東京の本郷に生まれた。父は狩野派に学び、独自の画派を開いた絵師である。
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