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尾形月耕花美人名所合 亀戸龍眼寺の萩
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亀戸の龍眼寺は、江戸時代から境内に萩を多く植えて「萩寺」と呼ばれ、多くの文人墨客が訪れた。境内にはいまも萩を詠んだ歌碑や句碑が残る。
「花美人名所合」は、東京の花の名所に女性を配した大判三枚続の揃物で、ほかに「亀戸臥竜梅」「堀切の菖蒲」「滝の川乃紅葉」などがある。左端の刊記によれば明治28年(1895年)9月の刊行で、版元は日本橋の松木平吉(大黒屋)。大黒屋は、明治9年(1876年)に小林清親の「光線画」を初めて出した版元でもある。
月耕は明治20年代、水野年方とともに新聞挿絵の双璧といわれた。
- Genre
- Japanese & Asian
- Work Type
- Technique
- 木版多色刷/大判三枚続
- Year Created (image)
- 1895
- Dimensions
- 35.6 × 23.8 cm
Artist profile

尾形月耕
浮世絵の世界では、誰の門を叩いたかがその絵師の血脈を決める。歌川の系譜、菊川の系譜——師から弟子へ、名と筆法が受け継がれてゆく。尾形月耕(安政6年〈1859年〉〜大正9年〈1920年〉)は、その系図のどこにも属さない絵師である。
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