
CC0
勝川春章Segawa Kikunojō III as a Woman Standing under a Maple Tree in the Autumn
0
紅葉狩りの宴で武将をもてなす美しい女たちは、山の鬼だった。勝川春章が、能の「紅葉狩」を歌舞伎の踊りにした舞台を描いた一枚である。春章が役者絵で人気を集めた安永年間(1772〜81年)ごろの作だ。
物語では、武将の平維茂が女たちに酒をすすめられ、酔って眠る。八幡宮の使いの神が女たちの正体を告げ、剣を授ける。目覚めた維茂は鬼を退治する。
女を演じる三代目瀬川菊之丞は、女の役を専門にした男の役者だ。美しい顔立ちとせりふのうまさで知られ、「大明神」とまで呼ばれた。男は初代尾上松助が演じている。その顔の赤い化粧の線は、歌舞伎では正義と勇気を表す。この筋と化粧の意味を踏まえると、二人は女に化けた鬼と維茂に重なって見える。ただし、二人の役名は記録にない。
- Genre
- Japanese & Asian
- Work Type
- Technique
- 木版多色刷
- Year Created (image)
- 1778
- Dimensions
- 31.1 × 20.6 cm
Artist profile

勝川春章
かつての役者絵は、名前や紋所を見なければ誰か分からないほど、顔が型通りに描かれていた。江戸中期の浮世絵師・勝川春章は、一筆斎文調とともに一人ひとりの顔を描き分ける似顔絵を生み出し、肉筆の美人画でも名を上げた。門下からは葛飾北斎が出ている。 春章は宮川春水に絵を学び、画姓を宮川から勝宮川、さらに勝川へと改めた。
View full profileMore by 勝川春章

木版多色刷(錦絵)/間倍判
The Actor Nakamura Nakazō I from the Series Fans of the East

絹本着色/掛幅
Courtesan and Swallows

A youth composing poetry—by the noted artist

Woman standing with one arm showing extended from kimono

1770 · 紙本着色/掛幅
Courtesan of Eguchi

1771 · 木版多色刷
鳥高斎栄昌画 「丁子屋畧見世」

木版
Shōki the Demon Queller

1774 · 木版多色刷
