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グスタフ・クリムト婦人の肖像
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クリムトが1916〜17年に描いた肖像で、1925年にピアチェンツァのリッチ・オッディ近代美術館に入った。
1996年のX線調査で、この絵が別の肖像の上に描き直されたものだと分かった。下にあったのは、1917年から行方が分からなくなっていた《若い婦人の肖像》(帽子とスカーフの女性)である。モデルはクリムトと恋愛関係にあったとされる女性で、彼女の急死後に描き替えられたと考えられている。
1997年2月、展覧会を前に改装中だった美術館から、この絵は消えた。額だけが屋根の天窓のそばで見つかった。2019年12月、庭師が外壁の蔦を払ったところ、壁のくぼみから袋に入った絵が出てきて、翌月に本物と確かめられた。盗難の捜査は、未解決のまま終えられている。
- Work Type
- Painting
- Technique
- 油彩・カンヴァス
- Dimensions
- 60 × 55 cm
Artist profile

グスタフ・クリムト
ウィーン郊外バウムガルテンの貧しい彫金師の家に生まれ、七人きょうだいの次男として育った。絵の才能は早くから明らかで、応用美術学校では歴史主義の装飾画で頭角を現し、弟エルンストや友人フランツ・マッチュと組んだ「芸術家商会」は劇場やブルク劇場の天井画で高い評価を得る。順風満帆に見えたキャリアは、しかし1890年代半ばに転機を迎える。
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