期間限定 手数料割引中 出品者3% 購入者1%
The Blind Girl
Public domain
ジョン・エヴァレット・ミレイジョン・エヴァレット・ミレイ

The Blind Girl

Own this print? List it →
0

ミレイの《盲目の少女》で絶賛された風景は、絵の中の少女には見えない。1898年、ミレイの没後に開かれた回顧展で、批評家のほぼ全員がこの絵を会場の一番に推した。その一人は、全作品のどこにもこれほど美しい風景は無い、と書いた。

絵の二人は、物乞いをしながら旅をする姉妹だ。姉の首の札にある「PITY THE BLIND」は、目の見えない者への施しを求める言葉である。姉は草に触れ、日のぬくもりを感じている。背後の二重の虹を見ているのは、道案内をする妹だけだ。

その虹を、ミレイは描き直している。初めは外側の虹も内側と同じ色の順に描いたが、外側は色の順が逆になると指摘されて直し、その手直しの謝礼まで受け取ったと本人が話していた。この風景に心を動かされた画家もいた。1893年、画家ハーコマーはこの絵を見て、もう一度一から絵を始めたくなったとミレイに手紙を書き、追伸で草に使った黄色を尋ねた。

Work Type
Painting
Technique
油彩・カンヴァス
Year Created
1854–1856
Dimensions
80.8 × 53.4 cm

Artist profile

ジョン・エヴァレット・ミレイ
ジョン・エヴァレット・ミレイ

夏目漱石が「草枕」で何度も取り上げた「ミレーのオフェリヤ」は、ジョン・エヴァレット・ミレイの《オフィーリア》である。ミレイは19世紀イギリスの画家で、ラファエル前派兄弟団をつくった一人であり、のちにこの時代でもっとも成功した画家の一人となった。 フランスの画家ジャン=フランソワ・ミレーとは別人で、日本では区別するためにミレイと書くことも多い。

View full profile

More by ジョン・エヴァレット・ミレイ